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NCO@Ver.2.1.1:オリエンテーリングについて淡々と何か書いてます

November 25, 2004

いぶき

今月始めより日本学連の広報誌、「いぶき」がMLリスト配信されるのに合わせ、日本学連HPにおいてもtxt形式で読めるようになりました。1号(6.25)は発行された時期が時期だけに幹事紹介くらいしか見所なかったのですが、2号(11.5)は面白かったです。

とりあえずこの広報誌に載っている情報から、幹事会、学連総会の日程を挙げてみます。

  • 第一回幹事会 6月5日(東大大会前日)
  • 第二回幹事会 10月2日(CC7前日)
  • 第一回日本学連総会 11月6日(インカレロング前日)
  • 第三回幹事会 1月22日(JC大会前日)
  • 第二回日本学連総会 3月??

(いぶきを読む限り)決めるべき議題は多く、しかし集まれる日程は少ない、会議は毎回長そうです。2chオリエンテーリングスレッドでは、「前夜に遅くまでやるのはやめてくれ」という意見もありましたがミーティングの回数自体が少なければ仕方ない気もします。

さて本筋を読んでの感想をつらつらと。いぶき第2号では10月2日に行われた幹事会で議論されたことが載っていると思われます。

1.インカレロングの実行委員会、公式サイトの設置、ロゴマークの使用の確認

これこの段階でようやく承認って毎度のことながら遅すぎる気がします。一ヶ月前。とは言っても6/25発行の第1号にも同じことが書いてあります。(そもそも承認されることを前提に立ちあげ、承認することは儀式的に行われる。)むしろ問題なのは、1号で「次回総会において、本承認を採ります。」とあること。その時点での「次回」ってインカレ前日なのでは…。これは形式的な問題を突っ込んだだけで、別に問題とするわけではありませんが。


2.インカレロングを秋口にやる理由

文章化されました。

加盟員の減少と日本におけるオリエンテーリング人口の減少により、インカレ運営の省力化が念頭にありました。また、地図化する面積と競技に使用する面積の効率を上げるため、現在の秋ロング春ミドル・リレーという形式に変更しました。この変更により、秋のロングで他の大会とタイアップすることが容易になり、さまざまな運営の形態を持つことができるようになる、日本学生オリエンテーリング連盟と他団体が協力するなど、日本のオリエンテーリング界に今までにない新しい動きを提供することができるようになりました。また今年度に関してだけ述べると、OBOGは春インカレに専念できることになり、運営負担が低減しています。

学生と共にやるという理念に加え、運営の省力化を誤魔化さず(文章として)前面に出したのはよかったです。そういう割りにはインカレの与える印象が小さくなったとは感じなかったので運営が上手かったのでしょうね。


3.運営スキルの蓄積

今までやっていなかったのは厳しいですが、いいアーカイブができるといいですね。「今年度のインカレ運営を基に事業部の第一次整備を行い、次年度以降のインカレを経験し、運営スキルを蓄積していく計画」がどこまで現実のものとなるか楽しみです。「知識、経験の散逸を防ぐ」「前任者にアクセスしなければ仕事を把握できない状況」というのには個人的にも苦労した経験があるので頑張ってもらいたいです。「インカレ公式資料(インカレの創り方?)(運営スキル)」というものがいつ公開されるのか分かりませんが、提案者が残っている今年度中に形にできればいいですね。この辺りに追加されるのでしょうか。


4.保険

2004年3月まではAIUの傷害保険と契約していたそうです。引き続き契約を続け、また、各大学の学生教育研究災害傷害保険を活用(+活動届出提出)と併用の方向で進めるようです。JOAにオリエンテーリング総合保険を用意してもらうことも検討中のようですが、提案の是非はともかくあまり期待はできなさそうです。


5.学連の地図の使用

学連保有の地図に関しては、カラーコピーはしない、O-CADデータは販売しない。O-mapコピー自主規制についてキャンペーンを行う、という方針のようです。学連の地図はO-mapそのものを買ってくださいということですよね。


6.テレイン管理、渉外

日光テレイン使用のためのガイドラインを日本学連のテレインに適用

・テレイン利用管理・データを含む地図の管理・テレイン渉外の整備を行う新組織の立ち上げ

の二点を軸にするようです。ただ、「インカレテレインをもっとオープンにして、利用促進を図る」というのは文字通りオープンテレイン(とはいえ隣接地域が次々回インカレ候補になったりすると実質クローズ…)に早い段階でするのか、比喩的意味なのか、どちらでしょうか。


7.違反ペナルティー

6のテレイン使用手続きの違反に関して。地区学連が管理責任となるようです。該当加盟高がIEクラスに出れないようにするといったものから該当加盟校の日本学生オリエンテーリング界からの退場(!)までペナルティー候補は様々ですが。むしろ期限が決められてないのが心配です(無期限!?)。採択自体も時間がかかりそうです。こういう(言い方は悪いですが)タイムリーな対応をするには幹事会や総会ではフットワークが重すぎるのが残念です。とか書いて実は11月6日の総会で全てが決まった可能性もありますけれど。


8.日光地区トラブルに対する対応

同じようなことがあった場合、どんな大会であろうとも、永遠に日光地区テレインは使用できなくなりますよ。ということを「規則に反映する必要を認めました(明文化)。」だそうです。

必要を認める(幹事会)(10月の時点でここ)→必要性を総会で承認(11月)→新規則を明文化(1月)→明文化した規則を承認(3月?)ということで、新しい規則ができるのは、MLなどを有効活用しても最短で3月でしょうか。これは2003/3/9に起こった事件の結論としては早いのか遅いのかどうなんでしょう。個人的見解では一年ほど遅かったかと思いますが、それでもようやく形になりつつあるとして幹事会の皆様はよく頑張ったと思います。


9インカレシード

インカレロングで優勝した坂本氏が長文で意気込みを書いていました。様々な意味で必見です。



そんな感じで楽しく読みました。日本学連幹事の方々本当にお疲れ様です。残りの任期頑張ってください。総会議事録ともなるであろう第3号も楽しみです。

NCOは目立たないけどオリエンテーリング界にとって重要なポストである日本学連幹事役員の方々を陰ながら応援しています。

Posted by Inoue at November 25, 2004 02:15 AM